212: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/12/20(火) 13:10:38.26 ID:3gIh0IDh0
〜見滝原総合病院 506号室 午後4時〜
クリスマスを十日後に控えた今の時期でも、まだ明るい時間帯に彼女は再び目覚めた
あゆむ「んん……」
頭が痛い。最初の感想はそれで、次に感じたのは途方もないほど強烈な飢餓感だった
あゆむ「んぅ……はぁ〜……いぃっ!?」
大きく息を吐いて寝返りを打とうとした時、体中の筋肉を引き裂かれるような激痛が走る
あゆむ「うぅ……っ」
体中が痺れていて動けない……どうやら無理やり動こうとした代償として激痛が走ったようで、その酷さたるや患部を手で覆うことも出来ず、もがくことすら叶わない
えりか「あ、起きた」
あゆむ「……あぁ?」
覗き込んできた同級生へは、取り合えずそんな言葉をぶつける
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