キリカ「アーユー ハッピーナウ?」
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200: ◆8hR4QzB4Ro[ saga]
2016/10/30(日) 07:09:32.01 ID:9bjuxXrS0
えりか「ほむほむ……」

ほむら「……」


快復の可能性が有るとすればナノマシン医療……もちろん今から応募したところで何万人待たされるか分らないし、金銭的な負担を軽視することは出来ない

それでも外から栄養を摂取し、無理やりと表現できる矛盾した何かで体力を大幅に回復出来る

ナノマシン医療を受けた植物人間は、脳死を起こしていなければ必ず蘇生していた

そんな奇跡紛いの代物を求める人間は世界に何万人と居て、その期待に応えることの出来る病院は世界に四つ——そのうちの一つはここ、『見滝原総合病院』かつてほむらにナノマシン医療を施して、その運命を変えた場所だった


〜市営団地 公園〜


マミ『杏子、見つけたわ……右側のスーツの男性』

杏子『張り込み初めて数分だよ、早すぎだろ』

キリカ『いや、マミだし』


昨晩の事件を捜査する警察やら軍人やらを見張り初めて数分、距離にして600メートルはあるビルの屋上からマミが黒幕のしっぽを掴んだ。目視で

……とは言っても確定には早すぎるので杏子もその人物をじぃっと見張る

物陰に隠れては頻繁に連絡をし、一人だけ通常の指揮系統から外れているのか誰にも咎められることもない

むしろそれくらいしか怪しい要素が無い


杏子『どうしてアイツが黒だと思う訳?』

マミ『スマホの連絡先が「神帰」だったわ』

キリカ『なんでそう言う重要な情報を後出しするかね』


キリカが重ねて嫌味を言うよりも早く目標の人物がマミの狙撃で昏倒した

放たれた弾丸が空中で人の目には見えないほどの細かい糸に分離、首を締め上げて指の関節を固め……対人兵器としてこれより怖いものは人間には作れないだろうな、とキリカが呆れて笑いながら空高く跳び上がり、救急車に乗せられた彼を『保護』すべく杏子と共に後を追った



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