182: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2016/08/26(金) 02:52:55.76 ID:XmG2/6mK0
マミ「ティロ・フィナーレ!」
水面には桜吹雪が映らない、その事に違和感を覚えたマミは写り込んだ三日月を攻撃し、結果として魔女は姿すら晒すことなく消滅した
QB「で、この無意味な行いはなんだったんだい?」
マミ「無意味じゃないわ、魔女になったでしょう?」
悔しそうなしかめっ面を浮かべるキリカの身体を直し、周囲の状況を確認する
QB「あのまま放っておいてもなったと思うんだけどね」
公園の砂地は抉れ、団地の屋上のフェンスは無残に引き裂かれ、挙句には血飛沫で周囲が彩られている
チルの遺体は魔女の空間に飲まれてしまったが、行方不明の少女が出たとなれば疑惑を持たせるには十分であろう
織莉子「……良いでしょう、行きましょう」
飛び散った血痕に魔力を流し込んで組成を弄り、個人の特定を困難にしてしまう
ここまでの逃走においてチルの流した血は放置するし、彼女は変身すると裸足なので足跡も残っている
そう言った証拠からたどり着ける人間は行方不明で見つけようの無い人間であるのだから、未詳事件としての条件は満たしている
これらを魔法の仕業と断定する人間がいたならば、その人物はマミ達が『お話し』をするに値する人間であることを意味する
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