キリカ「アーユー ハッピーナウ?」
1- 20
178: ◆8hR4QzB4Ro[saga]
2016/08/26(金) 02:48:19.76 ID:XmG2/6mK0
キリカ「『スリリング・スリング』!」


振り下ろされた爪を避けるも、三本爪のアームへと形を変えたもう一つの爪が、射出されチルの両腕と胸を掴んだ


チル「っ……う……!」


織莉子の足払いで両足が地面から離れて倒れ込み、引きずるように振り回さてコンクリートの壁に背中から叩きつけられ、クローにつながれたワイヤーを引き寄せ、その勢いのまま上空に投げ飛ばされた


チル「ぁ……」


七階建ての団地の屋上から、両手も動かせない状態で投げ捨てられたチルに抵抗のすべは無く

吸い込まれるようにして、内地の公園に叩き付けられた


キリカ『ま、ここまで逃げた事は称賛に値するかな』


市営団地の中心にある公園キリカに投げ飛ばされ、口やら耳やらから噴き出すように血を流し、ぐったりと動かないチルのもとへ舞い降りてキリカが言う

元々まともに体力なんか無かった筈なので、ここまで逃げただけでも本当に奇跡であり、チルの精神力と反骨心が成した奇積だった


キリカ(ま……こんだけ派手に動いたんだから、目撃者はいるよね)

キリカ「まあなんだ、お疲れさま」


チルの首もとに爪をあてがい、頸動脈を狙って一気に引き裂く……つもりでいた

チルが自身の身体が傷つく事も厭わずに拘束していた爪を爆破し、体勢を崩したキリカの胸ぐらをつかみ、右手で有らん限りの魔力を込めた手刀を突きだした

右腕ごと燃やさんとする桜火を纏った一撃は心臓を貫いて風穴を空ける



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
286Res/171.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice