148: ◆qR2kQmXS4yQy[saga]
2016/06/26(日) 01:22:00.73 ID:8LGdaXlz0
〜見滝原市街〜
せつな「うーん、ここにしよっか!」
ほむら「……すき焼き」
指差した先にある看板は切り出した古い木の板に、ものものしく行書で『高級居酒屋 すき焼き 折り鶴』と書かれている
せつな「あ、もしかして牛肉駄目?ミッション系って顔してるし?」
ほむら「ミッション系ではあるけど、神様は真に受けてないから構わないわ」
せつな「あろは!決まりだね!」
ほむら「…………」
如何にも『高いお店』感のある絵が彫ってあるガラス戸を開け、シックで大人気溢れる木造の店内へ入る
「はい、いらっしゃいませ」
せつな「ふったり〜(^ ^)v」
「奥のお座敷へどうぞ」
いかにも『老舗の女将』と言った風貌の女性に案内されて奥へと進む
日本庭園でもモチーフにしたのか、店内には小川が流れて、1枚石の橋が渡る
奥には小さな滝と池まであり、ししおどしがたまに鳴る以外は水の流れる音しかしない
安らぎを与えてくれる静かな雰囲気も、行きすぎて厳かになっているように感じられる
ほむら(…………こことんでも高いお店じゃ)
襖で仕切られた畳の部屋に案内され、ほむら達の脱いだ靴を大事そうに抱えて女性が下がる
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