11: ◆l0O.gyaewI[saga]
2016/02/05(金) 19:25:01.26 ID:19Z0eXcP0
さやか「うぅむ……ん?」
知らない部屋、知らないベッド
訳も分からない状況に、やたらと痛い頭……とカーテンの向こうから聞こえてくる声
さやか「ぅあっ……いってー……えー……なんだっけ?」
随分派手にやられたようだ
……と言うか母親が傍らで眠っているこの状況に理解が及ばない
さやか「どういう事なの……」
まずは自分の最後の記憶を辿る
――落ちてくる光と影、爆発の音と突風、煌めく刃と……
さやか「――あ」
何かを掴んだ……その事を確信する瞬間を狙った一撃が下る
ほむら「だからそれまでには帰るって言ってるでしょ!!」
さやか「!!?」
ほむらの怒鳴り声でさやかの思考は中断され、得た筈の確信を噛み締めることもなく事態を動かすことにする
和子「ほ、ほ、ほむらちゃ……」
ほむら「嘘ッ!話を聞く気なんかない!!」
さやか「何ッ!?どうしたのほむら!」
ほむら「っ!?…………切る」
カーテンを開けて颯爽登場するも、ほむらが不機嫌そうにスマホを操作した後、目を合わせてくれない
和子「あ、さやかちゃん……」
さやか「……」
ほむら「……」
和子「……はぁ」
沙織「zzz」
さやか「今ので起きろよマイマザー……」
痛くなってきた空気を誤魔化す精一杯の言葉だ
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