ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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202:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2017/03/20(月) 02:43:30.04 ID:iAJJyARm0

「あなた達の考えも分かるけど、
向こうはこちらの手の内を、魔法少女と言うものの事も知ってる。
私があちらの立場なら、遠くからマスターの異常を察知出来る伏兵を仕込む。
いつだって、自分が優位な立場にいると思い込むのは禁物よ」
「じゃあ、引き下がるって言うの? ここまでされて?」

諭すマミに噛み付く華々莉。
ほむらも、決して心から納得した顔つきではない。

「レディリーは言っていた、単純戦闘力ではこちら側が上でも、
戦争になったらあちら側は社会的な力を使う事も出来ると。
そして、その単純戦闘力でも、
こちら側が即座に仕留める事が出来る程の優位ではない」
「そうだね」

マミの言葉にさやかが続いた。

「あたしも妙な奴と戦ったけど、
魔法少女の剣と戦って時間稼ぎが出来る程度には強かった」
「暁美さんはどうだったかしら?」
「私は、変身前に不意を突かれた。
あの救出でギリギリまで魔力を使えなかったし」
「でも、素人ではない」

ほむらの言葉に、織莉子が続く。

「こちらの出方を読んで奇襲が出来る時点で、
スポーツ競技ではない局地戦ではこちらの負け。
あのレベルの相手と「戦争」をするとなると、
魔法少女でもちょっと厄介ね。
時間を稼いでいる間に社会的な力を使う、
と言うのが本当なら尚の事リスクは高い」

織莉子の言葉に、マミが小さく頷いた。


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