ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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177:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2017/03/13(月) 03:34:16.05 ID:Hw2qFdHg0

「ア、リサ」
「チサト………」

亜里紗も、苦しい息と共にそちらに目を向ける。

「良かっ、た、戻って来て」

すとん、と膝をついた千里が口にした。

「うん。まあ、なんか又、ヤバそうだけどさ」

そう言って、亜里紗が笑みを作った。

「今度は、助けてあげられない、かな」
「お互いに、今まで、色々と」
「こちらこそ」
「勝手に、終わらないでくれるかしら?
じきに、キューブが間に合う、筈だから」

手に手を取り始めた千里と亜里紗に、
ほむらが苛立たし気に言う。
それは希望的観測に過ぎないのだが、諦めるつもりは毛頭なかった。

「何?」

奏遥香が呟く。
「何?」と言われても何がなんだか分からない。
だが、感じる事は出来た。
或は風、或は星々の輝き。

論理的な五感の数値に変動はないのかも知れない。
だが、魔法少女達は感じていた。
何かが、動いている、輝きが増している、近づいている。
それは、魔獣等と言うものではない、何かもっと。

「鹿目さん?」

そして、巴マミは気付いた。
呆然と突っ立っている鹿目まどかに。


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