加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
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73: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2016/03/22(火) 22:53:13.68 ID:6hRFRqudO

 何故、苦いか。

 それは単純である。

 執務机に腰掛けて、秘書艦である加賀と会話するダサ……古くさ…………げふんげふん、古典的なリーゼントとポンパドールの司令官の所為ではない。

 いや、厳密に言うと司令官の所為だった。

 司令官の“おやつ”がどちらがいいかと、卯月の頭の上で冷戦が繰り広げられるからである。

 山城が正気を疑う瘴気を発し、大井が言い様のない笑顔で良いように居直る。

 片やお彼岸のお墓の前にでも備えるのではないかという和菓子であり、もう片方は街に出て購入してきたケーキである。

 つまりいつもの事だった。いつもコーヒーが苦い。


(……うーちゃんはもうツッコミしないっぴょん)


 卯月は『ご自由にお取りください』とテーブルの上に置かれた胡椒せんべいを取り出してかじる。

 こしょうの香りが染み付きそうだ。



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