加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
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121: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2016/06/18(土) 23:33:25.43 ID:CzqqZoEyo

 コンクリート敷きの路面が太陽を反射して白く焼き付く。

 蒲鉾型の工廠や倉庫を並べた海沿い――自慢のリーゼントを撫でつける海風に目を細めながら、

 仗助は猟犬がそうするように顎を傾け鼻を立てて辺りを見回す。

 海は静かだ。穏やかに波打っている。


「おい天龍……本当にユーレーなんて出るのかよ、これ」

「オレはそう聞いてっけどなぁ……」


 二人で肩を並べて、倉庫街の方を見る。

 整えられた植林と繁み。軍事施設の中にはしばしばこうして緑が見られる。


「実のところ言うとよぉ〜〜〜〜、提督」

「んだよ天龍」

「それが、どうにも『ハッキリ』しねーんだよなぁ」


 困った風に、後頭部を掻きながら。



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