530:名無しNIPPER[saga]
2016/10/29(土) 07:58:31.80 ID:kgLR5JNJO
律子「終わったことはもういいです。私はこうして春香と共にここにいるんですから」
律子「あなたがこの世の存在ではないっていうのも、特に興味は無いですし」
春香「お、お姉ちゃん?」
クルーヤ「………」
律子「それより、この世界へ干渉するのが禁じられているっていうならなぜあなたはここにいるんです?」
律子「禁忌を犯してまで私たちの邪魔がしたかったっていうんですか?」
クルーヤ「………」
春香「お、お姉ちゃん、それはさすがに言いすぎじゃ?」
律子「……ごめんね、春香。この人はあなたにとっては父親かもしれないけど、私にとっては目的の邪魔をしようとしているただの敵でしかないわ」
春香「!」
クルーヤ「……はは、嫌われちゃったなぁ……」
クルーヤ「父親らしいことなんて何一つ出来なかったクセに今さらのこのこと君の前に現れるなんて、虫が良すぎるよな」
春香「お父さん、でもそれは」
律子「私たち、急いでいるんです。ここを通してもらえません?」チャキッ
クルーヤ「……ふむ」
春香「お姉ちゃん、ダメですっ! お父さんは敵じゃありません!」
律子「……いいえ」
律子「こうして私たちの前に立ちはだかっている以上、今まで出会ってきた魔物たちと同じ、排除すべき敵だわ」
春香「そ、そんな!」
クルーヤ「………」
クルーヤ「……自分のいる位置を知っておくのも大事なことだ。いいよ、かかっておいで、リツコ」ニコッ
律子「っ! ……はぁぁぁあああっ!!」
タタタタ…
春香「お姉ちゃんっ!!」
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