P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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467:名無しNIPPER[saga]
2016/10/12(水) 21:01:22.55 ID:VsHkcvNIO

律子「……貴音、ここは地下8階でいいのよね?」

貴音「はい。この地下渓谷は、地下7階までと地下8階以降でがらりと雰囲気が変わります」

貴音「おそらく中心核が近いせいでしょう」

春香「千早ちゃんの言った通りだったね」

千早「ええ。でも、もうすでに半分以上進んだことになるのね」

美希「この調子なら、楽チンなカンジで小鳥のところまで行けるね!」

律子「いえ、おそらくそうはならないと思うわ」

律子「私たちをここまで落としたのは親衛隊のリーダー格よ? たぶん、何か狙いがあるんだと思う」

美希「狙いって?」

律子「これは、あくまで推論だけど」

律子「地下1階、地下2階とそれぞれ一体ずつ親衛隊の魔物がいたわよね?」

春香「はい。今はあずささんと真が戦ってくれてますね」

律子「親衛隊の魔物は10体。それにバハムートを加えて、敵は全部で11体」

千早「……もしかして、ひと階層ごとにそれぞれ魔物が?」

律子「その可能性が高いと思うわ」

律子「あの親衛隊のリーダーの目的は、私たちの戦力を分散させることだったんじゃないかと思うの」

律子「だから、私たちが固まって戦えないように階下へ落としてバラけさせた」

春香「じゃあ、あずささんと真以外の他のみんなも、もう親衛隊と戦っているんでしょうか?」

律子「今はまだ遭遇してない子もいるかもしれないけど、いずれ戦うことになるでしょうね」

律子「一応言っておくけど、他のみんなを助けに戻るっていう選択肢もあるわ」

律子「一対一よりは複数で当たった方が有利に戦えるでしょうし」

春香「……いえ、それでもやっぱり私たちのやることは変わりません」

春香「ただまっすぐに小鳥さんのところへ進むだけです!」

千早「ここまで来て今さら迷っても仕方がないものね」

美希「ミキも、今から戻るのはどうかと思うな。だって小鳥とハニーが待ってるんだもん!」

貴音「進みましょう、律子嬢」


律子(たとえ自分ひとりになっても先に進む覚悟はあるか……)

律子(なんて、今のこの子たちには愚問ね、きっと)


律子「……いい? 何がなんでも小鳥さんのところへ辿り着くわよ!」


四人「……はいっ!!!」





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