387: ◆bjtPFp8neU[saga]
2016/08/28(日) 19:22:11.38 ID:VRt3rZWL0
あずさ「……綺麗な空ね」
春香「そうですねぇ……。家に持って帰りたいくらいです」
あずさ「もしもこの宇宙を家に持って帰ることができたら、プラネタリウムは必要なくなっちゃうわね〜」
春香「ふふっ、ホントですねっ!」
あずさ「………」
春香「………」
春香「……あの、あずささん?」
あずさ「……なぁに?」
春香「あずささんって、今は……腕とか再生したりとか、回復魔法が効かなかったりとか……」
春香「なんていうか、その……」
あずさ「えーっと、ゾンビっていうことかしら?」
春香「す、すみません、変な事言って」
あずさ「いいのよ、気にしないで? もうだいぶこの体にも慣れたし」
あずさ「スーさんが私のために分けてくれた命ですもの。私、とても大切に思っているのよ?」
春香「………」
春香「あずささん。私、あずささんに謝らないとです」
あずさ「あら、それはどうして?」
春香「今日、みんなの前で私は、自分の役を最後まで演じきりたいって言いました」
春香「でも、私たちの中で一番大変な役を与えられたのは、あずささんだったんですよね」
春香「それなのに私、あずささんの事も考えずに軽はずみな事を……」
あずさ「……そうねぇ」
あずさ「私も、まさか自分が死を体験するなんて思ってもみなかったけど……」
あずさ「うふふ。でも、これも貴重な体験よね?」
春香「……なんでそんなに軽く話せるんですか? あずささん、怖くなかったんですか……?」
あずさ「う〜ん……」
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