19: ◆bjtPFp8neU[saga]
2015/12/27(日) 21:51:43.47 ID:i5cmhxw/O
春香「あ、あの、律子さん? それってどういう意味ですか?」
律子「どういうって、そのままの意味よ」
律子「この世界での春香と私の父親は同じなの。つまり……」
律子「私とあなたは、姉妹って事になるわね」
春香「わ、私と律子さんが、姉妹……?」
律子「その様子だと、プロデューサーから何も聞かされてないみたいね。……私も、この事はついこの間知ったばかりなのよ」
春香「は、はぁ」
律子「ま、だからって今さら何が変わるってわけでもないし、これまで通りでよろしくね?」
春香「………」
律子「……春香?」
春香「……あ、あのっ」
春香「お姉ちゃんって呼んでも、いいですか!?」
律子「」
律子「いや……だから、姉妹っていうのはあくまでこの世界の設定の話であって」
春香「いいんです、この世界だけで」
春香「私、一人っ子だから、姉妹とか憧れるんですよね!」
春香「だから、律子さんさえ良かったら……お、お姉ちゃんって呼ばせてもらえないかなって……///」モジモジ
律子「………」
律子「……わ、わかったわよ。これまで姉らしい事なんて何ひとつできなかったし」
春香「わぁ! ありがとうございます、お姉ちゃん!」
律子「……///」
春香「えへへ……///」
律子(う〜……。これ、涼に呼ばれるのとはまた違って、何か新鮮な響きがあるから変な気持ちになるわね……)
律子「……って、これじゃまるで、私が春香にお姉ちゃんって呼ばせに来たみたいじゃない!?」
春香「え? 違うんですか? お姉ちゃん」
律子「違うわよ! 私はその、一応事実だけをあなたに伝えようと思って……」
春香「わざわざありがとうございます、お姉ちゃん!」
律子「ちょっと春香、連続で呼ぶのやめて。すっごい恥ずかしいから」
春香「え〜、いいじゃないですかぁ。せっかくの姉妹なんだから♪ 」
律子「はぁ……やっぱり言わなきゃ良かったわ……」
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