792: ◆Tw7kfjMAJk[sage saga]
2019/10/13(日) 01:37:45.52 ID:7Ens5TJq0
――店の外
未央「いやー、思い出の味だったね、プロデューサー!」
P「未央は思い出ってほど時間経ってるか?」
未央「微妙? でも、プロデューサーにとってはそうでしょ?」
P「それは……そうだな。学生時代を思い出したよ」
未央「青春の味?」
P「だな。俺に青春があったかと言うと微妙なところだが」
未央「反応に困る返答だ……まあまあ、今日未央ちゃんといっしょに青春したってことで、青春アップデート!」
P「青春……たとえば?」
未央「ドリンクバーとか?」
P「ドリンクバーか……」
未央「うん? なにかなその反応は。未央ちゃんミックス、おいしかったでしょ?」
P「まずくはなかったけどな……俺はふつうのでいい」
未央「でも、楽しかったでしょ?」
P「……それは、否定できないかもな」
未央「……えへへ。素直でよろしい♪」
P「……今日のも、また思い出の味になるのかもな」
未央「かな? また来たら『思い出』にはならないんじゃない?」
P「……そうだな。また来ればいいか。べつに来るのが難しい店ってわけでもないんだし」
未央「そうそう。そのときは未央ちゃんも付き合ってあげましょう」
P「来たいだけだろ」
未央「バレた? ……でも、プロデューサーも、私のこと、連れて来たいでしょ?」
P「……ノーコメント」
未央「えー? 素直じゃないなぁ」
P「悪いか?」
未央「ううん。それはそれでかわいいのでオッケーです」
P「……かわいいはやめてくれ」
未央「ちなみに素直でもかわいい」
P「どうしようもないな」
未央「うん、どうしよーもないっ」
P「……なんでちょっと嬉しそうなんだよ」
未央「えへへ。どうしてでしょうねー?」
P「……ほんと、どうしてだろうな」
終
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