652: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2017/10/06(金) 00:10:10.25 ID:siEDK2Vb0
――店の外
未央「おいしかったー!」
P「量も多かったが、食べ切れたな。その代わり、結構腹に来てるが……」
未央「それはそうかも。でも、頭がキーンってならなかったなー……削り方の違い?」
P「なんかそんなことも聞くな。実際そうなのかっていうのは経験するまで知らなかったが。……未央、身体、冷えてないか?」
未央「ちょっとだけ。さすがにあの量の氷を食べるとねー」
P「ならこれでも着とけ。大事な時期に身体を壊しちゃいけないからな」
未央「それはプロデューサーもでしょ? でも、ありがと」
P「どういたしまして。それじゃ、帰るか」
未央「うん。……ね、プロデューサー」
P「ん?」
未央「手、握って? 身体が、あたたまるまで」
P「……ん」ギュッ
未央「……えへへ。なんか、もうあったかくなってきちゃった」
P「……そうか」
未央「……手、はなさないの?」
P「……俺はまだあたたまってないから、もう少し、このままで」
未央「そっか」
P「ああ」
未央「それなら、仕方ないね」
P「ああ」
未央「……」ニギニギ
P「……なんだ? 俺の手が、どうかしたか?」
未央「ううん。ただ、プロデューサーの手だー、って思って」
P「なんか、くすぐったいんだが」
未央「……こちょこちょ」
P「んっ! ちょ、やめろ」
未央「ほほー。プロデューサーの手は敏感ですなー。ほれほれ、こちょこちょー。こちょこちょー」
P「何して……ああ、もう! むずむずするから、やーめーろー!」
終
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