407: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:25:40.93 ID:DMzpmect0
――
P「すまなかった、未央。寝起きだったからって、あんなこと……」
408: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:27:37.65 ID:DMzpmect0
未央(……本当に、弱ってたんだね、プロデューサー)
未央(こんなプロデューサーを見て、ちょっと、かわいい、って……そんなことを思っちゃってる私は、悪い子かな。悪い子かも。……でも)
P「……未央」
409: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:31:52.34 ID:DMzpmect0
――
未央「お腹空かない? プロデューサー」
410: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:34:36.77 ID:DMzpmect0
P「デート、って……まあ、またどこかに連れて行くよ。約束する」
未央「えー。いつもの感じじゃなくてデートがいいなー」
P「だから、デートは……あー、もう。いいよ、わかった。デートじゃあないが……いつもとはまた別で、遊びに行くか」
411: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:35:33.39 ID:DMzpmect0
未央「……えへへ。それじゃあ、確かに、頑張るしかないね、プロデューサー」
P「……なんで嬉しそうなんだよ」
未央「それはナイショ♪ それじゃ、そろそろおかゆをつくりに行くとしますか。キッチン借りるね、プロデューサー」
412: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:36:05.30 ID:DMzpmect0
未央「……」
P「……」
未央「……えっと、プロデューサー? 服の裾を握られてると、キッチンに、行けないんだけど……」
413: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:36:37.20 ID:DMzpmect0
P「いやっ……その、ちょっと、さびしかっただけでだな。ひとりの部屋に戻るのがまた嫌だったというか、って、俺、何を言って……その、未央が来てくれて嬉しかったから、まだ一緒にいてほしい、って、だから、そうじゃなくて、いや、まあ、そうなんだけど、未央と離れたくないというか、いや、違う、違わないけど、いやいや違う、違うんだ。その、つまり……あー! 何言ってんだ俺!」
未央(……プロデューサー、顔、真っ赤)
P「えっとだな……つまり、今のは、ちょっと、間違えただけだ。なんか、手が勝手に動いたというか、それだけだ。だから……あー、頭が混乱してるな。とにかく、未央は行ってくれ。俺は、ちょっと、頭を冷やしとくから」
414: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:37:08.84 ID:DMzpmect0
未央(あ、声に出しちゃった。……でも、いっか)
未央「一緒に行く? プロデューサーくん」
P「かわ……いや、だから、さっきのは……」
415: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:37:40.26 ID:DMzpmect0
P「……なんか、今日、情けないところを見られてばっかりだな……」
未央「病人がそんなこと気にしない。それに、情けなくなんかないよ。私にとっては、プロデューサーは、いつも……今も、かっこいいよ」
P「……かっこよくは、ないだろ」
416: ◆Tw7kfjMAJk[saga]
2016/09/29(木) 02:38:14.38 ID:DMzpmect0
未央「って、キッチンに行くだけなんだけどね」
P「それは言うな」
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