末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2016/02/12(金) 01:29:52.21 ID:UiQ0p+yt0
次兄「うーん、俺の直感は案外当たっていたんでしょうね、おっさんの話によると」
次兄「この画家は天才で、この絵を描いたより後の時代にはもっと活躍した」
次兄「でもやっぱり、この絵はできるだけ忘れていたかったと思う」
次兄「……俺は画家になりたいし、そのために何でも描ける腕が欲しい」
次兄「そして、描いちゃいけないものまで描けるほどの力が欲しい、でも」
次兄「その上で、必要とあらばそれを抑える力も必要だと今は思うし」
次兄「抑える事で、絵としての完成度を上げる事が出来る、そんな力を身につけたい」
次兄「この画家もきっとそうすることで、より素晴らしい絵を残せたんだと思う」
次兄(でも趣味で描く絵はまた別の話)
次兄「だから、俺が最終的にこの絵からもらった物は前向きな気持ち」
次兄「夢を叶える意欲、そんな感じ……かな」ニヘヘ
(野獣「末妹、次兄、お前達は」)
(野獣「……お前達は……どれほど私から『ありがとう』という言葉を引き出したいのか……」)
菫花「……」グス
次兄「お、おいおい、今度はあんたが泣いちゃうのか!?」
師匠「どうしたのだお前は」
末妹「菫花さん!」
菫花「……はは、なんでしょうね、これは」グシュ
菫花「僕は今、ものすごく嬉しいのです……」
菫花「これは身勝手な思い込みですが……」
菫花「君達の涙で、ようやく……僕の両親の魂は……浄化された、救われたんじゃないかな、って」
菫花「君達にそんなつもりは毛頭ないとしても、結果として」
菫花「これでようやく、穏やかに眠りに着けたんじゃないかって」
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