末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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631: ◆54DIlPdu2E[saga]
2019/01/27(日) 23:54:06.92 ID:mSYYAmW80
屋敷の門:ガション……ギキィィ〜……

執事「……お帰りなさいませ、師匠様、菫花様」

王子「執事さん!!」

師匠「少しばかり門扉を開くのが早くないか? らしくもない、のう?」フフフ

執事「はっ!? ……わ、わたくしとしたことが」アワワ

師匠「泡食う姿もまた珍しい」

師匠「……・ありがとう、ただいま」ニッ

王子「ただいま、執事さん!!」ニコリ

執事「……!」

執事「さ、さあ、早くお入りください……暖かいお茶と軽食を用意しています」

師匠「楽しみにしていたぞ」

王子「楽しみと言えば馬小屋の出来も、何より料理長さんやメイドさんや庭師君に会えるのも、それに」バタバタ

師匠「ああこら慌てるな、こけるぞ、全く」

ドズシャア

王子「」

執事「菫花様!? ああ、荷物を抱えたまま脱ぎかけの外套にもつれて……しっかりしてください!」

師匠「……本当にこける奴がいるか」ハァ

師匠「それにあの歩調でどうしたらそこまで派手な音立てて転倒できるのだ?」

メイド「な、なんの音ですか!?」スッピョン
 


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