末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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562: ◆54DIlPdu2E[saga]
2017/12/16(土) 23:54:41.46 ID:MSWwKejq0
次姉「ちょ、姉さん割り込まないでくれる?」

長姉「でも一番重要な点でしょ?」

商人「……わ、私も心配だよ、お前たちの身体はこのままで大丈夫なのかい?」

(師匠「商人殿……出しゃばって申し訳ありませんが」ズイ)

商人「師匠様!? 貴方もご一緒でしたか……それは心強い」ホッ

(師匠「……むむ」タラリ)

(師匠「……とりあえずは、安心なさい。お子達の肉体は安らかに眠っているだけ」)

(師匠「必ず戻るので……もう少し、お待ちを」)

商人「ええ、どうかお願いします、師匠様……」

(師匠「……うむ」ヒヤアセ)

(メイド「家政婦さん! 鏡台に気付いてくださって、ありがとうございます!!」ピョン)

家政婦「まあ、メイドさん!」ホワワ

長兄(あ、家政婦さんの頬が緩んだ)

(執事「こらメイド、割り込むんじゃない!!」)

長兄「でっかい狼!?」ビクッ

次姉「兄さん、きっと『執事さん』よ……大きくて銀色の毛並みって言ってたもの」

長姉「後ろにアナグマと猫もいるわ、職業は料理長と庭師……だったかしら?」

(庭師「僕は山猫ですよ……」)

(料理長「さあメイドちゃん、嬉しいのはわかるが邪魔にならない場所に戻ろう、ほら」)

(野獣「料理長の言うとおりだ、お前達は少し離れて見守っていてくれ」)

商人「その声は、野獣」
 


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