末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2016/06/15(水) 22:48:36.38 ID:BspspYZr0
少し時間を遡って数日前、野獣と師匠……
(師匠「お前、魔法を学びに来る時の色眼鏡とか平民らしい服とか……どうやって手に入れた?」)
(野獣「ああ、それは……まず、園丁の作業小屋にお金と欲しい物を書いた手紙を置きます。夜中にこっそりと」)
(師匠「ふむ」)
(野獣「数日くらい後、私が寝床に就く頃、掃除婦が私の部屋を5回ノックしたなら合図です」)
(野獣「園丁の作業小屋に届いている注文の品物を取りに行くのです。夜中にこっそりと」)
(師匠「ちょっと待て」)
(野獣「何か?」)
(師匠「王や王妃が用意した物以外の……」)
(師匠「お前の個人的な所有物は、何もかもその方法で手に入れたのか?」)
(野獣「その園丁はお金さえ払えば両親には秘密に頼まれた通りをこなしてくれる人物でしたから」)
(師匠「品物の代金、園丁自身の手数料、協力する掃除婦……だけではないな、実際に店に向かう者達の交通費と手数料……」)
(師匠「例えばお前がギルドに来る時にいつもかぶっていた帽子、あれにはいくら使った?」)
(師匠「帽子の代金とその他の経費全て込みで」)
(野獣「えーと……あの時は確か、金貨で……●●枚ほど」)
(師匠「…………釣り銭は受け取ったか?」)
(野獣「お釣りをもらったことはありませんが?」)
(野獣「余ったら全て園丁のものにしてくれと、あ、もちろん不足分は間違いなく請求してくれともちゃんと伝えています」)
(野獣「不足があったとは一度も彼は言いませんでしたが」)
(師匠「世間知らずにも程があるわ!!」)
(野獣「」)
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