末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2016/06/04(土) 21:01:32.23 ID:k1TrdIsi0
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末妹「短い時間だったけど、お互いの声が思っていたよりはっきり聞こえて、お話ししやすくて助かったわ」
末妹「メイドちゃん、すごく喜んでピョンピョン跳ねていたね」
末妹「菫花さんもお元気そうで……師匠様とお二人で、騾馬の生産者さん達に会いに行く旅の準備ですって」
末妹「料理長さんは冬の間の保存食の準備、庭師君は庭の植物を越冬させる準備……と季節のお仕事が忙しい」
末妹「執事さんは……自分のことは『相変わらずです』とだけ言ってたけれど」
末妹「……鏡越しに執事さんばかり見つめていたお兄ちゃんの事も『相変わらずですね』って……」
次兄「執事さん……相変わらず……」
次兄「そう、執事さんは相変わらず優雅で渋く気高く、内なる勇猛さを秘めてなお美しく……とにかく、よかった……」ウットリ
末妹「……」フゥ
末妹「これも魔法の鏡を使うのを許してもらったおかげ」
末妹「お父さんが私達の気持ちをわかってくれて、信用してくれて、本当によかった」
末妹「……この次は、それぞれの将来の夢の話」
末妹「菫花さんから野獣様の伝言もいただいたよね?」
末妹「『本当に心から望む夢を叶えるためには真の勇気と覚悟が必要だ、頑張れ』って……」
末妹「しっかり自分の気持ち、お父さんに伝えようね、お兄ちゃんも私も」
次兄「野獣様」
次兄「野獣様! 野獣様の激励! 野獣様の鼓舞! 野獣様の期待! そう……俺達には野獣様がついている!!」ドドーン
次兄「…………父さん、俺の口から美術学校に行きたいなんて聞いたらビックリ仰天するだろうなあ……」
末妹「……」
末妹(お酒を飲んだ夜のことは練習、次こそ一回きりの本番よ、頑張ってねお兄ちゃん……)
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