末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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172:>> 169誤字訂正。 ×長姉「次は、ね。末妹……」  → ○長姉「実は、ね。末妹……」   ◆54DIlPdu2E[saga]
2016/05/08(日) 20:01:25.87 ID:gfPINU0D0
長姉「ずばり聞くけど、その菫花さんって素敵な人なの!?」

末妹「…………」

末妹「……ひとつひとつ努力して、苦手を克服しようとしている人、よ」

末妹「自分が生きてきた時代の、200年も後の世界で生きて行こうって頑張って」

長姉「あー、そうじゃないの、そうじゃなくてねえ……なんと言ったらいいのかしら……」

次姉「そうね、次兄の説明よりもう少し詳しい見た目から話してもらったらいいかな?」

末妹「見た目」

末妹「……うんと、髪の毛は金灰色で、肌はすごく色白で……ひとみの色がね、薄紫……スミレの花のような色」

末妹「お父さんと同じくらいの背丈だけど、細くって……華奢と言えばいいのかな?」

末妹「お兄ちゃんが言うとおり、一見すると私やお兄ちゃんとそんなに離れているとは思えない感じ」

末妹「あ、実年齢とね。見た目年齢はやっぱり離れて見えると思うけど」

次姉「はいはい、そこは言わなくともよろし」

次姉(幼い外見を気にしているのねぇ、この子なりに)

長姉「…………終わり?」

末妹「う、うん」

長姉「……ええい、ド直球で行くわ!!」

長姉「その人、顔はどうなの!? 美形なの平凡なの残念なの!? 個人の感想でいいから!!」ズバーン

末妹「」

末妹「……うん、と……」

末妹「きれいな人、よ。絵本の挿絵から抜け出したみたいな……」

末妹「こんな男の人が本当にいるんだ、って思っちゃった」

末妹「……それくらい、きれいなお顔」

長姉「……そう」

長姉「色白、アッシュブロンド、薄紫のひとみ、どちらかと言えば童顔だけど絵に描いたような美形……と」

長姉「わかった。ありがとう!」スッキリ
 


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