末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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◆54DIlPdu2E
[saga]
2016/04/10(日) 23:59:35.27 ID:YTgr5KrH0
次姉「……後からでも、詳しい話を聞かせてもらっていい?」
末妹「うん、お話しするね。私も、聞いて欲しいことがあるの、お姉ちゃ……」
末妹「……!」ハッ
次姉「……!!」
次姉「末妹、さっき私をなんて呼んだっ!?」
末妹「ご、ごめんなさい!! 火を噴かないで!?」
長姉「火噴きドラゴンの妹を持った覚えはないんだけれど?」
次姉「……ごめんね、姉さんには話していなかった……というか誰にも秘密にしていたの」
次姉「末妹と一緒に店番にも出るようになった頃」
次姉「私がこの子に『お姉ちゃん』と呼ばれたいと思うようになって、でも」
次姉「……恥ずかしいから、私の許可もなく勝手に呼ばないように、とも頼んでいたの」
末妹「……私は私で、お屋敷に行っている間に誰もいない所で練習していたの……さっきはつい、思わず口から出ちゃった」
長姉「…………」
長姉「変な妹(こ)達ねぇ、許可だの練習だの」
長姉「私達が女学校に入る前は、末妹は私達二人のこと『お姉ちゃん』って呼んでいたのに」
末妹「」
次姉「え」
長姉「ちょ、小さかった末妹はともかく、頭のいい次姉まで忘れちゃったの!?」
長姉「そりゃ、私だっていつ頃から『お姉さん』呼ばわりに変わったか正確には覚えていないけど……」
末妹「……すっかり忘れていたわ……」
次姉「10年以上前の話だもの、4歳にもなるやならずだったあんたは仕方ないけど」
次姉「……」
次姉「私ったら、末妹への関心が薄れていたのね」
長姉「それは私だって」
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