「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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612:名無しNIPPER[saga]
2016/08/27(土) 01:14:00.66 ID:js9+oq6wo
《3》


「シロはここ最近、あまり悩まないね」


熊倉先生に言われ、顔を上げる。


「そういえばそうだね、なんか最近少ない気がする」

「そーいえば」


塞と胡桃も言う。




そうだろうか、と思い返す。

でも、面倒くさいから思い返すのはやめよう。


「そうなんだ?」


聞くと、


「言われてみればそーかも?」

「ソーカモ!」


豊音とエイスリンも言う。

皆が言うならば、そうなのだろう。


「……その様子だと、何か意図があってとかでは無いんだね?」

「まあ、別に」

「考えてみると、ここ最近のシロって大きな手とかあまりなかったよね」


塞がなんだか考え始める。


「迷う機会が無かっただけじゃないの?」


胡桃が言う。




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