「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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602:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 21:10:16.83 ID:DIlkg2zgo


「違う……けど、同じような感じ」

「姫様と霞ちゃんに話は通してますかー?」

「石戸さんに連絡したから、大丈夫」


じゃあ、と敷地の中を勝手知ったるとばかりに進んでいきます。

その背を見送りつつ、私は宮永さんが来ることを知らなかったですが、と思ったところでそもそも霞ちゃん達と昨日から会っていないことに気づきます。

普段は姫様から離れるということはあまりないのですが、流石に人手が不足して、年長者の私がメッセンジャーとして神境を行ったり来たりしていましたから。

人手不足は珍しいですが、数日間全国四方八方に手を伸ばしていたら当たり前というものでしょう。

姫様の感覚はそれほどに重要なのですよ。

今回ほど大規模なのは、結構珍しいですけど。






まあ、とにかく。



くるりと踵を返して、ててて、と宮永照さんを追いかけます。

とりあえず、皆に挨拶して行きましょう。



島に顔を出すかどうか決めるのは、それからでも遅くないでしょうから。



                                                                                                             《4-薄墨初美》


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