「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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600:名無しNIPPER[saga]
2016/07/10(日) 20:59:24.74 ID:DIlkg2zgo
《4》


悪石島に顔を出そうか、と考えていた時、彼女が来ました。



ヒチゲーでもないのに、ボゼの神様がいつもと違う気がしたのです。

今の頃でボゼの神様に関係のありそうなものといえば、悪石島でもうすぐ行われる盆踊りでしょうか。

ただ、例年は人の為すままに任せ、今までは盆踊りの時期だからといってこのような感覚を抱くことなどありませんでした。

何か、今年は特別なことでもあるのでしょうか。



現地なら、なにか分かるかも知れませんけど。



そう思いながらも、島に行くかどうかを迷っていたのには理由がありました。

実は、その感覚は今さっきのものではなく、ここ数日続いていたのですが、同時期に姫様も違和感を抱いていたようなのです。

姫様は対話型の巫女ではなく、だからこそ姫様が抱かれた違和感というものがとても大きく取り沙汰され、昨日までは本家内がてんやわんやとしていました。

そんなてんやわんやも今日には収まり、落ち着いてみるとそういえば、とボゼの神様の違和感を思い出しました。

しかし始まりから数日経っていて、今でも忘れる程度の微弱さということ。

そして姫様の件で様々に調べても、何ら問題が見つからなかったという結果を既に知っていたので、正直島にわざわざ行くほどのことだろうか、と迷っていたのです。






そんな時、彼女が来ました。




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