「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/06/26(日) 03:00:34.49 ID:6tQxwIWDo
「ちょっとね、ええと、誰か居る気がして、京くんが帰ってる気がして」
ぽろぽろと、涙が落ちる。
「ああ、ごめんなさいね、ええと、京くんって呼んだらまた怒られちゃうかしら、私、京太郎が帰ってる気がして」
椅子から立ち上がって、京香さんの手を取る。
龍太郎さんは、固まったように動かない。
握られた手だけが、震えているのが見えた。
京香さんの手は震えていない。
ただただ、冷たい。
「咲ちゃん、京太郎がね、」
膝をつく。
崩れ落ちる。
引き摺られるようにして、床に座る。
「京太郎が、どこにも」
嗚咽が、声を濁す。
「どこにも、居なくて」
「私、謝らないと、忘れちゃって、だから、いなくなった、のかなって」
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