「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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548:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 02:16:08.74 ID:6tQxwIWDo


校門の前で私と並んで制服を着ている写真。

──授業参観の時だ。平日だというのに、龍太郎さんも休みを取って二人で来ていて、京ちゃんは嫌そうな顔をしていた。

   京香さんと龍太郎さんと、三人で撮った写真もその横にある。



ハンドボール部のユニフォームを着ている写真。

──初めての練習試合の時の写真。自分たちの中学だったから、私も応援に行った記憶がある。

   この練習試合は1年にも試合の経験を積ませるという目的のものだったようで、京ちゃんも出番があった。

   京香さんと龍太郎さんの喜びようは、写真の多さが語っている。

   活躍のほどは、まあ……時期が時期だけに、仕方ないことだけど。



カピを抱えた京ちゃんの写真。

──どこかで、京ちゃんが一目惚れしたらしい。

   龍太郎さんが連れて来て、京香さんが結構怒ったそうだ。

   怒った京香さんは珍しくて、龍太郎さんはそれにデレデレで、京ちゃんは呆れていたけど。



二年生に上がった時の写真。

──私と一緒に、お互いの家の玄関で撮った写真。

   うちのお父さんはこういうことを積極的にするタイプではないのだけど、私にもこうした写真が多いのは、つまり須賀家の存在に依るところが大きい。



ハンドボール部で初めてレギュラー入りした試合の写真。

──私も、須賀夫妻に誘われて応援に行った。

   出そうな試合にはたまに応援に行くことはあったのだけど、しばらくは予定が合わなくて久々に見に行ったのを覚えている。

   その時の京ちゃんは、正直、結構カッコ良かった。

   1年前のあのわたわたしていた姿は何処へやら、私にはもはや何が何やらのスピードで、コート内を駆けまわっていた。

   ちなみに、写真も一年前と比べれば枚数はかなり落ち着いている。1枚1枚の写りの良さは格段に向上しているけれど。





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