「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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537:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 00:48:06.64 ID:6tQxwIWDo


「……」

「……?」

「……まあ、上がって」


何かを言おうとして、結局はその言葉に落ち着いた。

そんな印象を受ける。


「……おじゃまします」


何となく気まずくて、そろそろと玄関をくぐる。

私が通ると、ムッとした熱気が室内の冷えた空気と混ざった。

そして、そのままリビングに入って、


「あ、」


という龍太郎さんの声に立ち止まる。



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