「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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535:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 00:32:27.59 ID:6tQxwIWDo


インターフォンの向こうから聞こえたのは、先日と違う声だった。


「宮永です、先ほどウチに来たって聞いたので……」

「……おお、咲ちゃんか」


低めの、男性の声。


「ああ、うん……どうしようか……」


私が来たことで、少し困っているようだった。

呼ばれて来たわけではないけど、先ほど私に会いに来たにしては、少し様子が変だった。


「……うーん、まあ、上がってもらおうか」


ちょっと待ってて、という声と共にインターフォンから向こう側の気配が消える。




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