「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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446:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 20:35:43.15 ID:iAKyAZZHo


「え!?」


部長たちの喫驚した声が重なる。


「ほ、本当ですか、咲さん」


皆が、足元を埋める紙の群生にもどかしそうにしながら、駆け寄ってくる。

優希ちゃんだけは、事態を飲み込めずきょとんとしている。


「これの、ここに」


私の示す詩集に、部長が片眉を上げる。


「あれ、コレなら私も確認したんだけど」

「見落としとったんじゃろ。とにかく、今は認識が先じゃ」


染谷先輩の言葉に、皆が顔を寄せ詩集へと視線を落とす。

ページの、右上。

指さされた箇所を見て、皆は──




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