「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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409:名無しNIPPER[saga]
2016/03/24(木) 00:57:25.50 ID:CR2fpizZo


皆が資料に集中して数分が経った。

私が今確認しているのは、私と京ちゃんの所属していた三年間分の資料だ。

三年分と言っても、なにせ持ってきた資料が数十人分になるので、生半な量ではない。

複数人が持ってきた為被りも多いのだけど、それをまた分別する手間や返すべき資料の再分別をする手間を考えて、資料ごとではなく山ごとに各自が確認することになった。

どこに手がかりがあるか分からないため、関係なさそうなものも端から端まで。

本を読み慣れているおかげか、辛くは無いのだが、大変な作業だ。



と、思っていると──


「……優希? ……ああ、もう」


見ると、優希ちゃんが紙の山に顔を突っ伏して寝ていた。

昨日もこの紙の山を選り分けて、しかも次々と来る人達の対応までしていたというのだから、疲れも有るのだろう。


感謝しかない。

優希ちゃんにも、和ちゃんにも、染谷先輩にも、部長にも。

跡がつかないようにとだけ、優希ちゃんの顔の下にベッドの上にあった枕を差し込む。




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