「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
1- 20
284:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:38:12.06 ID:jaVggvmMo



お父さんが受話機越しに二言三言声を交わした後、私に渡す。

受話機を耳に当てる。


「お姉ちゃん?」

「……お母さん、泣いてたよ」


あぁ。

間違いない、お姉ちゃんの声だ。

それだけのことにとてつもない安心を感じる。


そして、言葉の意味が思考に届く。


「えぇっ、ちが、私はそういうつもりじゃ」

「うそ」


笑いを含んだ声が、受話機から届く。


「え」

「泣いてないよ、ちょっと拗ねてたけどね」

「っ、もう!」

「ふふ」


からかいの言葉にむくれて見せるも、そうした応対のひとつひとつが嬉しい。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
762Res/260.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice