「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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197:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 00:09:55.41 ID:j1NV0rNZo

部長はカウンター席に腰掛けて、優希ちゃんと和ちゃんは私と同じテーブルの席に座っている。染谷先輩は立ったまままだ。

今は開店前で、他にお客さんの姿はない。


「……」


私はただぼんやりと、机の上に置かれたお冷のグラスを見つめている。

これから始まるだろう議論に、弁論を用意する気力もなかった。

まるで魔女裁判のようになるだろう。

物語の中でしか知らない悲劇の描写を引き合いに出してみる。

それでも、悲壮感の欠片すら感じない。

只々、胸の内に空白を感じるだけだ。




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