【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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834: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/11/26(土) 19:51:41.31 ID:+YUIAgDW0
GM「Q:ちょっとキャラが変わってない?」

GM「A:チガサキ自身にサケが回って多少精神退行+あるべき素がちらほら出てる&更新久しぶりなので仕方ないね」

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「ザクロ=サン。紙を1枚」

チガサキはサケの代わりを催促すると同時に紙を1枚求めた。

ザクロは何も言わず先に紙を1枚渡す。これから先の話題は更に込み入ったものになり、自分が関わってはいけない領域だと理解したからだ。

「キョートにいるときに不思議なことはなかったかな?例えば・・・そう。ネオサイタマではありきたりなニンジャリアリティショックがほとんどない事とか」

ニンジャスレイヤーが目を見開く。確かにキョートではそのような事態が起きることは稀であった。

ザイバツが己の存在そのものを完全に闇に置いているとしても、人間には遺伝子レベルでニンジャの恐怖が刷り込まれている。

それを情報操作ごときでどうにかできるはずはない。

「その理由がこれ」

チガサキは先ほどザクロから差し出された紙にカンジをショドーしていた。そこには・・・ 虚実転換之法 と記載されている。

「キョジツテンカンノホウ・・・」

「実際には ノ はないし、ホウ の発音は ホー と伸ばすけどね」

「回りくどいな」

まどろっこしいやり方にニンジャスレイヤーは愚痴をこぼす。

「自分が一時期・・・いや。長期間このジツの影響下にあったんだ。何が引き金となって再び発生するか分からない」

「そして・・・この言葉をキョートで口にしたら最低でも場所が捕捉されるくらいに考えた方がいい」

「そこまで範囲が大きいのか」

ニンジャスレイヤーはそのジツの予測できる効果範囲の大きさに驚愕する。

「おそらくアンダー含むキョート全域にある。キョートに赴任していた時に不可解なミッションがいくつかあった」

「そしてこのジツの内容は恐らく・・・認識を書き換える ものだと考える。更に言えば書き換える対象をある程度柔軟に選択できる。そうでなきゃ絶対にに忘れまいと誓ったことを 思い出そうとすらしない ことは起きえないからね」

ニンジャスレイヤーどころかその場にいる全員が言葉を失い凍り付く。だがすぐにニンジャスレイヤーはある疑問を投げかけた。

「ならばなぜ私はキョートで戦えた?」

「可能性は2つ」

チガサキは考え付いていることを並べ始める。

「1つは認識する対象の大きさに対して必要出力が足りていない。自分の場合は言ってしまえばエンブレムのみをかき消せばあとは思い出させないように誘導するだけで事足りる。でも・・・」

チガサキはニンジャスレイヤーを見る。彼の復讐の根本を書き換えるのは位置的、規模的に不可能に近い。ビル1つ丸ごと戦場となり、多数の死者が出ている記録があるのだ。記憶の操作とは桁が違う。

「もう1つ。これは相当に厄介だ。書き換えることは可能だが、できない可能性」

「どういうことだ」

「ロードのジツの性質の可能性さ。莫大な範囲に平等な効果をもたらすジツかそれとも 薄く引き伸ばしている だけか」

「前者は説明した通り。ニンジャスレイヤー=サンにロードのジツは殆ど効かない。でも後者なら・・・」

ニンジャスレイヤーは察する。

「莫大な範囲に広げているものを一点に集中させれば可能ということか」

「正解。そして両者のどちらも自分のケースの場合は成り立つのが恐ろしいところ。 あの夜 ロードが事件現場の近くにいれば可能だからね」

「当時一市民だった自分にそこまでする理由があるのかって疑問は生まれるけどね」

「まぁ最悪の事態を想定するのであれば・・・ 【ロードのジツを破らぬ限り勝ちはない】 ってわけ。ロードと対峙した瞬間に自ら望んでドゲザするかもしれない」

ニンジャスレイヤーの目がカタナのようになる。想像すらしたくない事態だ。

「これは恐らくザイバツの中でも特級の機密だと思う。それこそ・・・中枢中の中枢、ロードとパラゴンくらいしか知らないレベルの。支配システムのネタ晴らしなんて愚者しかしないからね」

「これが1つ目の情報」

「更にもう1つあるのか」

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GM「ここまで。続きは後日」


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