【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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728: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/10/08(土) 11:01:58.63 ID:H0vrq8jh0


(イヤーッ!)

チガサキは現地へと到着すると手始めに誰にも気づかれぬように展開していたクローンヤクザの首を音もなくへし折り殺した。

そして音もなく衣類一式を奪い取り変装すると何食わぬ顔で平然とクローンヤクザの隊列に戻ったのである。

そこは特等席。ニンジャスレイヤーとワルドハント、インペイルメントがイクサの真っ最中である!

イクサは好ましい形で展開していた。インペイルメントが時間稼ぎを行い、ワイルドハントがヒサツ・ワザの準備を整えている。

ワイルドハントのヒサツ・ワザはスリケン射出装置のある中型コマで相手を取り囲み全方位から無数のスリケンを浴びせて殺すものだ。

「十分だ、整ったぞインペイルメント=サン!下がれ!」

ワイルドハントが叫ぶ。だが・・・

「下がれと言っておるのだ!インペイルメント=サン!」

「フーンク!」

素顔を晒された怒りからだろうか。ワイルドハントの指示を無視しインペイルメントは素手でニンジャスレイヤーに挑もうというのだ!

(馬鹿が)

よりにもよって勝てる可能性を投げ捨て、一時の怒りに身を任せる。あきれて言葉も出ない。

そもそも素手のカラテでニンジャスレイヤーと渡り合うにはチガサキクラスの枯れては必須。インペイルメントにそこまでのカラテはない。

これによってワイルドハントのヒサツ・ワザも効果半減だ。

ニンジャスレイヤーは間違いなくインペイルメントを斃し、その死骸を盾として全方位から降り注ぐスリケンを防ぐだろう。

「大バカ者めがァーッ!」

ワイルドハントがそう叫ぶと彼らの周囲を旋回する4つの中型コマがにわかに速度を増し、一斉に中心の2人めがけて大量のスリケンを射出した!

「イイイイイイイヤアアアアアアアアァァァァァーッ!」

飛び散る火花とスリケンにニンジャスレイヤーとインペイルメントの姿が霞む。

ワイルドハントは執拗にスリケン射撃を継続。ネギトロと化すまで攻撃を絶やさぬ覚悟だ!

更に上空には川を越えてノビトメへと領空侵犯を犯したザイバツの鬼瓦!

「トドメヲサセー!」

その一言で鬼瓦からアンタイ・ニンジャ・ミサイルが射出!着弾!

KRA−TOOOOOOOOOM!

「「「「アウトオブアモー」」」」「「「「スリケン再装填な」」」」

直後ワイルドハントの中型コマが一斉に通知。その爆風の中から、地獄の風めいて飛び出す影!

インペイルメントの体を吊り上げているニンジャスレイヤー!当然盾にさせられたインペイルメントは絶命しスリケンまみれになっている!

「ニンジャ。殺すべし」

「ニンジャスレイヤー!」

ワイルドハントがそう叫び高速回転しながら迎撃の構え!

ニンジャスレイヤーはワイルドハント目がけヌンチャクを繰り出した!

(勝負あったな)

2対1ならいざ知らず自分をも瀕死に追い込んだあのヌンチャクをワイルドハントのコマ・ジツは受け止める。

今は拮抗しているがいずれヌンチャクが勝るのは自明。ワイルドハントは数撃の後コマを破壊され放り出され・・・自分の近くに転がる。

ニンジャスレイヤーはとどめを刺さんとワイルドハントへむけて決断的に歩み寄る!

「ハァーッ!ハァーッ! ゴボッ!」

ワイルドハントは吐血しながらも立ち上がる。

「ゴホッ・・・見るがいいニンジャスレイヤー=サン。犬死はせぬぞ。審判の時だ」

ワイルドハントは天を仰いだ。そこにはザイバツの挑発行為にのったアマクダリの軍勢!


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