【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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505: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/06/15(水) 20:30:49.23 ID:3waXGmQp0
チガサキは気が付くと以前見たような空間に自分を見出した。

真っ白な空間。そこに立つ見たことのあるニンジャ。

「ドーモ。GMニンジャ=サン。随分と無粋な真似をするんだな」

チガサキの声には抑えきれない憤怒が混ざっている。覚悟を決め、行動した矢先に余計な横やりが入ったのだ。

GMニンジャは口を開かず、指を鳴らした。

直後、突如として巨大な掛け軸が宙に発現し、巻物が横に開かれる。



【選択の時】



マキモノにはそう大きくショドーされていた。

「何が言いたい?」

チガサキはそう問うが、GMニンジャは何も言わずもう1度指をならす。

何か紙の束めいたものが落下する音が2回響く。チガサキがそちらに目をやると巨大な無地のフスマが2つ、少し離れたところに発生していた。

2つのフスマは互いに同じ距離にある。だがその向き方は決して交わらぬよう平行に、同列に置かれている。

更にGMニンジャが指を鳴らす。するとフスマにショドーが現れた。

そこに書かれている文字は・・・



【偽りの安らぎ】【苦痛の真実】



チガサキはGMニンジャの意図を察した。

「選べ、という事か。ゼンモンドーだな」

「戻ることは?」

そう問うとGMニンジャはフスマのある方向とは逆側の方向を指す。

【後戻り不可】

と書かれたフスマがあった。どうやら自分はここから入ってきたようだ。

「どうあがいても選ぶ以外ないってことか」

チガサキは2つのフスマにあるショドーの意味を考える。

(知らぬがブッダ というコトワザがある。知らなければ平穏でいられるという意味合いだ)

(もし自分がこれ以上修羅の道を進む気がなければ知る必要のないことだ)

家族は失った。だが今はこれからは違う。隣にいてくれる女性がいる。悲しませるのも、怯えさせるのも御免だ。

(逆に知ればその事実から逃げられなくなるほどの真実がある)

ただでさえ家族を亡霊にしていたことを自覚するのに大変な労力を要したのだ。この先にあるものはそれ以上なのかもしれない。

だが 逃げない と決めたのならば起きた事実から目をそらしてはいけないとも考えられる。

(どうするか・・・)

時間的猶予は多くない。選ぶしかない。



どうする?(多数決)




1【偽りの安らぎ】のフスマを開ける




2【苦痛の真実】のフスマを開ける




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