【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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◆WolEwA02oI
[saga]
2016/06/14(火) 21:37:11.41 ID:g/5bjfTZ0
チガサキはマンションの一室の鍵を開けると中へと進む。
電気がついていないため彼女はまだ戻っていないようだ。
(手間取っているのかな・・・。夕食の準備でもしておくか)
チガサキは花瓶を用意し花束を隠すと、動かしにくい手に四苦八苦しながら料理の準備を始めた。
一通り調理を終え、味見をする。上出来だ。
(食器も並べておくかな・・・)
そう思い食器を動かそうとしたときドアが開く音がした。
「すいませんセンセイ。直ぐに夕食を・・・」
「オカエリ」
「えっ・・・?」
既に夕食は作られており、後は食器の用意だけという状況にトモヨの目が丸くなる。
「いや。動かしにくいだけで動かせるからね。ちょっと手間取ったけど料理もできるし・・・」
「それはなんとなく分かっていましたが・・・」
驚くのも無理はない。高級料亭も真っ青の食事が作られていたからだ。
「あー・・・・・・ちょっと気合が入りすぎた」
結構気合が入っていたことにチガサキは今更ながら気が付く。心情的な問題だったのだ。
「とりあえず食事にしよう」
「はい」
そういって二人は準備を終え、無駄に豪華絢爛な夕食を共にした。
後片付けと入浴を終え、一斉に暇になる。眠るにはまだ早いが何かをするには遅い時間だ。
チガサキとトモヨは何かのアトモスフィアを感じ、リビングの椅子に座ったまま言葉のない時間が過ぎる。
チガサキは表面上は平静を保っているが、どう切り出してよいか分からず、内心パニックに陥っている。
それでも、切り出さないわけにはいかない。かれこれ20分。しびれが切れる頃だろう。
「トモヨ=サン。その・・・なんだ。例の・・・件なんだけど・・・」
しどろもどろになりながらなんとか言葉を紡ぐ。いつもより倍近く滑舌が悪い。
「・・・はい」
トモヨはその言葉が来るのを分かっていた。
「その・・・・・・自分は、正直、戸惑いはしたけれど・・・嬉しかった」
「だから・・・その・・・・・・・・・・・・・・ああもう」
チガサキは言葉にならず立ち上がると一旦奥へと引っ込む。
直ぐに山ほど向日葵を抱えリビングに戻ってくると意を決して言葉を紡ぐ。
「トモヨ=サンはおっちょこちょいで、努力家で、元気で、純粋で、天真爛漫な女性だと思ってる。自分はそれを見て向日葵みたいだと思ってる」
「その姿に知らず知らずの内に惹かれていたんだと思う」
「できる事なら、ずっと、自分の傍で、咲き続けて欲しい」
そう言って向日葵を差し出す。ストレートな言葉が出てこないで、遠回しな言い方が出てくるあたり自分らしい。
「・・・はい。ワタシもコルト=サンの傍で咲き続けたいです」
そう言ってトモヨは花束を受け取ると、涙を浮かべながらも極上の笑顔を浮かべた。
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GM「くっさいシーンを書くのは精神力が削れる」
GM「少ないけど許して。直ぐに更新する」
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