【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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429: ◆WolEwA02oI[sage]
2016/05/29(日) 16:53:39.58 ID:bAFpqi260
「我々も拠点へ一旦帰還するぞ」

ワイルドハントがザイバツの面々に指示を送る。あとはダークドメインの帰還を待つだけなのだ。

ヘタに出迎えて機嫌を更に損ねれば自分たちの命が危ないのだ。

「フーンク」

インペイルメントはそれに従い、移動を開始する。

「いや。自分は様子を見てくる。胸騒ぎがするんだ」

だがチガサキは従わず、ダークドメインの様子を見に行くと宣言した。

「正気か?インクストーン=サン。ダークドメイン=サンの機嫌は最悪だ。拠点に戻ればバイタルサインで状況は把握できるんだぞ」

「それでも、だ。相手はニンジャスレイヤー。何があるか分かったものではないし・・・何より遅い」

ワイルドハントの顔が険しくなる。真意はどうであれ暗にグランドマスターの実力を疑っていると取られても仕方のない発言だったのだ。

「まぁ様子を見てくるだけ。そう時間はかからないよ。先に戻ってくれ」

チガサキは無言の圧力も無視して歩を進める。その言葉とは裏腹に内心は相当焦っていた。

ニンジャのイクサが長期戦になることは極めて稀である。

実力の均衡、手札の把握、数回の対峙経験が揃っていたとしても、事態が動けば勝負は一瞬だ。

フューネラルの死に様からしてダークドメインのジツは必殺性が高いものと察することができる。

ならば猶更これほど時間がかかることなど起きえないことなのだ。

「好きにするといい」

「好きにする」

ワイルドハントとチガサキはそう言葉を交わし、行動を始めた。

チガサキはマルノウチ・スゴイタカイビルのエントランスを進んでいき、警備室へと立ち寄る。

客用エレベーターではなく業務用のエレベーターに用があるのだ。

そこにはカーボンフスマが力任せにこじ開けられた形跡があり、警備員が猿ぐつわをされ、泡を吹いて失神している。

1名ほど心停止し、すでに事切れているがこれはダークドメインの仕業だろう。

(久しぶりにハッキングをすることになるか・・・)

お忘れであろうがチガサキはテンサイ級ハッカーもこなせるゼネラリストである。コワイ。

ポーン という音とともにエレベーターが地上へと到着する音が響く。

(厄介だな・・・一般人だと叫ばれる。気絶させなければ・・・)

そう思いチガサキは行動の準備を取り、エレベーターの扉が開く。そこには!

「「!!」」

「「イヤーッ!」」

チガサキは大きく飛びのきなるべく広い場所にでる。扉が開いた瞬間目に入ったのは赤と黒の装束!忍殺のメンポ!間違いない!

「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。インクストーンです」

「ドーモ。ニンジャスレイヤーです」

チガサキとニンジャスレイヤーはアイサツをする。チガサキの嫌な予感は半ば的中してしまったのだ!

「ひとり、ニンジャが会いに行っているはずだが・・・どうした?」

「あの小僧手品を使うニンジャか。殺した。グランドマスターも大したことはないな」

チガサキが大きく顔を歪める。ダークドメインは死んだのだ。死神にやられて!

「そしてオヌシもここで死ぬことになる」

「どうかな?」

チガサキとニンジャスレイヤーはニジニジと動きながらカラテを構え、対峙する。

何度も対峙し、カラテを交えた相手だが今回は違う!明らかに違う点を2つチガサキは見つけていた!

1つ目は腰に掛けられているヌンチャク。血液が付着しているようで、ダークドメインの血で間違いないだろう。

(ニジャスレイヤーが武器を使う?今まで1度もそんなことは・・・だがそれよりも!)


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