【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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◆WolEwA02oI
[saga]
2016/04/27(水) 11:22:11.29 ID:oGsjpEFh0
GM「OK代替把握した。本編ではキンクリして後々の反応次第で決めるか」
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(そろそろ落ち着いただろうか・・・)
トモヨの容態も安定し始めているようだ。事情を説明して同居の同意を取らなければ・・・
そう思いチガサキはトモヨの様子を見に行ってみることにした。
「ドーモ」
「おはようございます。センセイ」
どうやら意識もしっかりしているようで、態度も見慣れたものであった。
「オハヨウ。で・・・1つ伝えておかないといけないことがある」
問題を徒に先延ばしにするのもまずいかと考え、チガサキは本題を切り出す。
「体調のほうは主治医の方から問題ないと言われている。ただ・・・」
「時々、意識が飛びかけることがあるんです。そのことですね」
トモヨも己の状態を察知していたようだ。
「なら話は早い。あのZBRは【中々死なないように】作られているのであって、【その後】を考えて作られたものではない」
「それほどまでの高濃度ZBRだ・・・体に異常が出ないほうがおかしい」
「ワタシは・・・戦えるのですか?」
トモヨはそう問うた。ザイバツのニンジャとして戦闘能力のロストは致命的だ。
「今は厳しい。容態が安定する必要がある」
「何分強力なZBRのせいで自律神経やらホルモン関係が狂いに狂っている。仮にイクサ時に発作が起きれば・・・」
チガサキは言葉を切り
「死に至る」
そう断言した。ニンジャのイクサにおいて1秒以上の隙は致命的だ。
「ましてや日常生活にも支障が出ているとなれば猶更戦闘ミッションには行けない」
「挙句知らないだろうが報告によれば睡眠中にも発作が起きることもあるそうだ。今現在もバイタルサインはモニタリングされてるんだぞ」
「このような状態で退院などもってのほかだが・・・病院に長くとどまるわけにもいかない。そのため・・・1つ提案を受けたんだ」
「トモヨ=サンもどこの馬の骨とも知らないニンジャに四六時中監視されるのは骨だろう。というわけで・・・」
「自分が暫く監視兼保護役として行動を共にすることにした」
「へ・・・?」
トモヨの思考がフリーズ仕掛ける。だがここで言いよどんでは己の動揺がバレてしまう。それは避けたい。
「具体的に言えば寝食を暫く共にする ということだ。実際自分に薬が渡されるはずだしな」
チガサキはトモヨに何かを言わせるタイミングを与えず、一気呵成にまくしたてる。
「そのためネオサイタマ、キョートに行動用の別荘めいた部屋を与えられた。今はギルドの意向で今いるニンジャを大事にすべしとも言われているし、当然の措置だとは思うけどな」
「そこで少なくとも半年は寝食を共にすることになる。当然拠点の部屋は引き払いだ」
「明日には退院なのだろう?退院後は直ぐに移転しなきゃいけないからその覚悟はしておいてほしい」
「とりあえずこんなところだ」
チガサキはまくしたて終わったが、どうやらドアから何やら生暖かい視線を感じる。
「自分に用がある人がいるらしい。話すことは話したし、そいつと話をして自分は戻るよ」
そういってチガサキは混乱状態のトモヨを置き去りにし、足早に部屋を出る。そこには・・・
「ドーモ。センセイ。陰から人の会話を盗み聞きとは感心しないですね」
「いやぁ。すみませんね。例の重傷以来なにかと検診してきた方がついに・・・という気分でして」
そういう主治医はニヤニヤと顔を綻ばせている。チガサキはムスッとすると足早に自室へと戻っていった。
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