【僕のヒーローアカデミア】緑谷「みんなと」爆豪「仲良くだとよ」【安価とコンマ】
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名無しNIPPER
2019/08/12(月) 03:53:25.04 ID:lfcBRfnq0
「それにしても……これは…………」
男が警察に引き取られた後、オールマイト はその広い研究室を見渡した。胎児のような小さい子供から20歳ほどの大人まで、年齢や性別の異なる人々が特殊な溶液に浸されている。中央の手術台らしき場所には内臓を切り取られた人間が放置されていたが、それも警察たちによって早々に片付けられた。
死んだ妻を蘇らせるのだと男は言っていた。痛ましい話だ。悲しむのもわかる。けれど、それを理由にこんな非人道的なことを行うのは別だ。
クローンとは言っても、一度作られてしまえばそれはもうれっきとしたひとりの人間だ。生きている命を見殺しにはできない。人数が多いため多少手間取ってはいるが、それでも複製された人たちは回収されていっている。
「…………ん?」
全員が無事かを確認するために見て回っていたオールマイトは、ふと足を止めた。
金色の髪。閉ざされた目の色を伺う事はできないが、その幼い子供の入れられた槽にも他のものと同じようにラベルが貼られている。DNAを採取したと思われる日付と、その元となった人物の名前だ。
「……そんな、まさか」
そこには、「オールマイト」という字が書かれていた。
オールマイトは日頃から街を歩けばファンに囲まれる。握手やサインを求められることは日常茶飯事だ。もし男がその中の1人だったとしたら? クローンを作成するために、オールマイトに接触したとすれば?
「オールマイトさん、そろそろこの辺の人たちも回収を……」「ねぇ」
オールマイトは子供の入れられたガラスに手を触れた。遠い記憶の中、数少ない幼少期の写真の己は、そういえばこのような姿だったか。
「──この子は、私が預かってもいいかな」
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