魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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389: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/06/25(土) 21:27:20.51 ID:6Endy8Rh0

言い捨てると同時、充分すぎる殺気を刀に纏わせる魔王。
屠るために構える時間など、本来は必要ない。

それでも構えたのは、生を惜しむ時間を与えるためか。
あるいは、罪に恐怖という罰を与えるためか。それとも――


戦神妃「お前が…」

近衛「……?」

戦神妃「お前が、来たせいで……お前が、いなければ…っ あと少しで、理想郷への道が開けたというのにっっ!!」

近衛「……心外ですね。そもそも我々を呼びつけたのは、そちらです」

戦神妃「お前のようなもの、呼んでなど―― 


ギッと、魔王の後方にいる近衛を睨み付けた戦神妃。
真正面から視線がぶつかった後、先に顔色を変えたのは戦神妃だった。


戦神妃「…っ!」




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