魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
1- 20
377: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 04:43:35.36 ID:ofIrSduQ0

魔王「……理想を信じ、神の力にすべてを委ねろ、というのか。無茶を言うものだな」

神「だが信じてくれさえすれば、我々はお前を倒して無理やりをせずとも、もっと確実に統一世界を作り出せるだろう!」


魔王「信じる……か」

神「ああ! 信じてくれ!! 我々を疑うべきことなど、本当はなにひとつ無いのだから!!」



魔王「――疑うことは容易いのに。どうしてこうも、信じることは難しいのだろうな」

神「魔王……それでも、どうか……」」


神「どうか、信じてくれ」


神が目を閉じ、手を合わせた。
祈りをささげるようにして、切に願う相手は、魔王。

その異常性に、常識が崩れていく。
信じるべきもの、疑うべきものがわからなくなってくる。


魔王「――………


魔王が、口を開きかけたその時だった。



『陛下ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』


まるで現実を呼び覚ますかのような必死の声が、響きわたる。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
494Res/366.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice