魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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193: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/19(土) 17:35:15.14 ID:KsRRdV6N0

獣王「術法だろうカ。矢の速度デ、遠距離から突っ込んできたようニ見えタ」

亀姫「私には、誰かいるようにも、誰か来たようにも見えませんでしたわ」

近衛「自分も、完全に無人と感じておりました…」


魔王「門を開けきったその瞬間の隙を狙ったか。門を開かせ、先陣をその場で討つ。その勢いで流れ込む強襲のつもりだったのやもしれんな」

亀姫「こちらの方も、まさか寸前で閉じられてしまうとは思わなかったのでしょう…届きもせず挟まれて。ふふ、おいたわしい事」

近衛「危うくまんまと討たれるところでした。お声がけ、ありがとうございます。魔王陛下


魔王「クク。逃げ足と反射神経だけではなく…勘と、物覚えも良いようだ。その賜物とでも思っておけ」

近衛「…いいえ、自分はただ臆病者なだけでございます。陛下の一撃の恐怖が忘れられなかったに過ぎません。ありがとうございます」




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