魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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149: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/10(木) 18:14:02.87 ID:IqECF18U0

慎重に傷口を合わせては、ひとつずつゆっくりと傷や神経を合わせていくその手当ても
どこをとっても自分の死を望んでいるようには見えなくて。

この異質な穏かさに、もし身を任せて委ねきって馴染んでしまえば、きっと――


近衛「きっと本当に、自分なんて簡単に死んでしまうんでしょうね」

亀姫「ふふ。坊やは魔王様に仕える近衛ですもの。その官位は恐れ多くて、私は手出しなどできませんわ」

近衛(そうだ。今の自分は、魔王陛下にお仕えするためだけに生きている……それしか、出来なかったから)

近衛(だけど、天使のことも本当にどうにも出来ないままなのだろうか。……いっそまた、この生と引き換えに――…)

亀姫「…………?」

近衛「………」





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