利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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妖怪艦娘吊るし
◆I5l/cvh.9A
[saga]
2015/11/07(土) 08:43:37.64 ID:XWru92Cuo
暁「まったく。困っちゃうわ──って、あぁーっ!? なんで集めたゴミが引っくり返ってるの!?」
響「暁がさっき箒を当てたからだよ」サッサッ
暁「そ、そんなぁ!?」
雷「もう。暁ったら」サッサッ
電「で、でも、今日は風が弱いから飛んでいってはいないのです」
響「うん。それが幸いだね」
暁「うぅ……」
響「さ、今度は向こうだよ」トコトコ
暁「……うん」
響「? どうしたんだい。さっきの事はそんなに気にしなくても良いんじゃないかな」
暁「違うわよ。……響、あなた司令官と一緒じゃなくても平気なの?」
響「ん。大丈夫だよ。怖いのは夜だけさ。暗い中で赤色を見るのも……だけど。明るかったり一人じゃなかったら大丈夫さ」
暁「そっか……」
響「それに、今は皆が居るから何も問題無いさ」
雷「あら、もーっと私を頼っても良いのよ!」
響「その時はお願いするよ」
電「あ、あの! 私もお手伝いするのです!」
響「うん。ありがとう電」
暁「もう! 私が一番お姉さんなのよ! 頼るのなら私に頼りなさい!」
響「暁がいっぱいいっぱいになりそうだから、それは止めておくね」
暁「どうしてよーッ!!?」
響「冗談さ。お願いね、暁」
暁「ふん! まあ、レディはこのくらいの事で怒ったりはしないわ。懐は大きく、よ」
響「じゃあ、お姉さんの暁、次はどこを掃除する?」
暁「あっちよ! まだ誰も手を付けていないもの!」
響「了解した。さ、行こうか」
雷「はーい! 行っきますよー!」
電「なのです!」
響(……うん、やっぱり姉妹だ。こうしていると、とても落ち着く。……向こうではまともに話した事が無かったから、かな。今まで姉妹だけど姉妹じゃない感覚だったけど、今はとても……とても嬉しくて、姉妹だって感じる)
響(ここに来て、本当に良かった)ニコッ
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