利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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88:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/11/07(土) 08:39:49.83 ID:XWru92Cuo
提督「──では内容を簡潔に繰り返す。戦艦・正規空母は瓦礫の撤去。重巡・軽巡・軽空母は再利用可能な物資の判別と整理。駆逐・潜水艦は掃除と入渠の終わっていない者や入渠では治らない傷を負っている者への応急手当だ。なお、これらとは別の指示を与えられている者はその指示に従うように」

提督「また、鎮守府の砲撃を受けた壁は非常に崩れやすく危険だ。装甲の薄い者は特に近付くな。以上だ。判断に困った事があれば私へ訊きに来い。私は臨時司令部室で事務作業をしている」

全員「はい!!」

提督「では、休憩の際は放送で知らせる。無論、無理はしないようにし、少しでも異常を感じた場合はすぐに救護班から手当てを受けろ。──この場の事は任せたぞ、加賀、大淀。大まかな処理の優先順位は渡した紙面通りだ。後は状況に応じて指示を変えてくれ」

加賀「分かりました。こちらはお任せ下さい」

大淀「提督もご無理はなさらないで下さいね」

提督「ああ」スタスタ

加賀「──さて、大淀さん。初期の指示は駆逐艦、潜水艦の子達の管理をお願いしても良いかしら。私はそれ以外の方々に指示を出します」

大淀「はい、分かりました。──朝潮型の皆さんは、まず用意されているテントを組み立てて下さい。陽炎型の皆さんはドックで入渠待ちの方々と入渠では治りそうにない方を判別し、後者の方を設置したテントで応急処置をお願いします。それ以外の駆逐艦、潜水艦の方は、瓦礫の無い工廠方面と食堂方面から掃除をお願いします」

加賀「戦艦・空母の方はこの転がっている鉄筋コンクリートから撤去をお願いします。その後の指示は後を追って説明します。重巡・軽巡の方は辺りに補給用として設置した弾薬や燃料を、軽空母の方は艦載機やその他資材を工廠へ運んで下さい」

加賀「以上です。何か質問や分からない点はありますか?」

全員「ありません!」

加賀「良い返事です。それでは、作業に移って下さい」

長門「──さて、まずはあのレ級が振り回していたこの柱からだな」

比叡「こんなもの……どうやって振り回していたんでしょうか……」

飛龍「実は普通に持てるとか? よっこい……しょっ──!」グッ

蒼龍「……どうなの、飛龍?」

飛龍「む……無理……!」プルプル

蒼龍「だよねー……。動きすらしないのが普通よねー……」

長門「まったく、本当にアレは化け物だな」

榛名「……これを受け止めた利根さんも凄いと思います」

長門「肩と腕で受け止めていたな。……恐らく、肉が潰れて骨が砕けただろう。身体の表面ではなく内部も含めた全体に激痛が走ったに違いない」

蒼龍「や、やだやだやだ! そんな痛そうな事言わないでよぉ!」

長門「む……すまない」


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