利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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606:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/11/05(土) 03:29:51.36 ID:QqswW4aao
金剛「ハイ! 瑞鳳もそう言っているデース! テートクは人を落ち着かせるのがとっても上手ネ!」スッ

提督「そんな事はないと思うが……」

利根「自覚無しじゃったのか。我輩がなぜいつも背中にのしかかっておったのか分からぬのか?」

金剛「背中にのしかかっていた、デスか?」

利根「うむ。とある島で提督と二人で何年か過ごしていた頃にの。我輩はそれが好きで暇さえあればその状態じゃった」

提督「確かにほぼずっとそんな感じだったな」

金剛「そんな事があったデスか。私、その頃の話が聞きたいデース!」

利根「うむ。我輩は良いぞ。提督も良いよな?」

提督「ああ。構わん」

金剛「ヤッタ! その島ではどんな事があったデスか?」

利根「基本的には暇で海を眺めてばかりおったのう。他には──」

金剛「ふむふむ」

提督(……そうか。色々な事があって金剛に話していなかったな。……本当、色々な事があったものだ)

瑞鳳「…………」クイクイ

提督「うん?」

瑞鳳「…………」ジー

提督「……なるほど、催促か」チラ

金剛「?」チラ

金剛「♪」コクリ

利根「金剛よー、聴いておるのか?」

金剛「勿論デース。それで、釣りで利根はテートクに何回勝ったデスか?」

利根「む。そ、それはじゃな?」

瑞鳳「…………」クイクイ

提督「……ほら、おいで」スッ

瑞鳳「…………」ソッ

提督「…………」ギュ

瑞鳳「!」ピクン

瑞鳳「…………」ホゥ

提督(金剛のおかげで一層落ち着けているようだな)ナデナデ

瑞鳳「…………」コテッ

提督(む、身体も預けてきたか。……ああ、構わんぞ。好きなだけ甘えて良い。甘えてきた以上に愛でよう)ナデナデ

瑞鳳(……この人は、優しくて……温かい人。……甘えても、良い人)

瑞鳳(良いなぁ……これ……。眠っちゃいそう……)

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