利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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54:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/10/12(月) 06:39:44.24 ID:yvhBltlso
響「……司令官」

提督「どうした」

響「……落ち着かせて。いつもみたいに、足の間に」

提督「……ああ」スッ

響「…………」フラ

提督(……いつもと言いつつ、向かい合わせなんだな)ソッ

響「……司令官の匂いだ」ギュゥ

提督「…………」ナデナデ

救護妖精「──派手にやったね」

提督「! 近くに居たのか」

救護妖精「あんだけドンパチしてりゃねぇ。……あー、こりゃ確かに見ない方が良いね。何人も吐く訳だよ」ピラッ

提督「そうだな。心の傷になりかねん」ナデナデ

響「…………」スリ

救護妖精「で、あたしはどっちをすれば良いんだい? 死体処理? 傷の手当て?」

提督「後者だ。ドッグで利根を最優先に、その次は入渠前の者を診てくれ」

救護妖精「あいよ」

救護妖精(……流石に内部から撃たれたら人間と同じようになるみたいだね。理論上そうなるのは知ってたけど、実物を見るのは初めてだよ)

救護妖精(──まあ、もう私には関係の無い事だね)スッ

ヲ級「うわ……」トコトコ

空母棲姫「……終わりましたね」スタスタ

提督「ああ。あの時、お前が機転を利かしてくれて助かった。ありがとう」

空母棲姫「上手くいって良かったです」

提督「懐かしいか?」

空母棲姫「? 何がでしょうか」

提督「弓を──いや、加賀の弓を握るのが」


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